当園では人間の正しい生き方を究明しつつ全ての園児が「正直、礼儀」を重んじ、規律を正し、だれからも愛される人間味のある要素を幼児期に身につけさせ、また自然の中で伸び伸びと育成し、心身を鍛え、個性豊かな創造力を養うべく下記教育方針を園の姿勢とする。
からだの丈夫な子の育成
幼児期に丈夫な体の基礎をつくれば、きっと大人になっても頑張りがききます！当園では、毎日のストレッチや外遊びも大事な運動として捉えています。夏はプール、冬には乾布摩擦やマラソンを行い、丈夫な身体を目指して日々取り組んでいきます。
自主的に何でもなしとげる子の育成
人から言われて動くのではなく、自ら気づいて行動できる子どもは、どんな場面でも自分で考えて動くことができます。幼児期から、自分で考えていく力を養うことが大切です。
想像力豊かで知的感覚に富む子の育成
当園では、子どもたちが豊かな感受性で様々な経験を積むことで、想像力は生まれてきます。おともだちや先生との関わりや絵本、おもちゃなど様々なものが知的感覚へ働きかけ、それぞれの個性を生み出す糧になると考えています。
規律を守れる子の育成
集団生活の中では思い通りにならないことがたくさんあります。他人を知り、認める。時にはけんかもしながら、お互いを認めあい、仲良く。
（「礼儀」と「規律」の関係性を一考する）
数字に興味を持てる子の育成
言葉や文字に興味を持つように、数字にも親しみを持たせてあげたい。数の概念を知ることは、文字を書くこと以上に必要なことと考えています。そろばんを元にした「指算」で、楽しく分かりやすく数字に慣れ親しんでいきます。
「本当にみんな元気ですね」と、よく声をかけていただきます。思いきり遊び、正面からぶつかり、豊かな活動をしている子ども達は、心身が安定しています。ストレッチを毎朝取り入れておりますが、柔軟性が身につくだけでなく、バランスのとれた身体、チャレンジする気持ちなどにもつながっていきます。全身を動かすこと！これが、元気の源です！
挨拶はコミュニケーションの第一歩。気持ちの良い元気な挨拶で、子ども達の活気に満ちた一日が、始まります。心の通う挨拶を伝えながら、私達も実践しています。「誰にでも自分から挨拶をする」ことは、これからの日本、世界を担う子ども達にとって、とても大切なことです。将来は、外国人との交流、仕事も増えていることでしょう。そんな時、けやきで身につけた挨拶の心を軸に、臆することなく、自分を信じて突き進んでいって欲しい、と思います。挨拶も経験です。幼児期に、気持ちの良い挨拶を、たくさん交わし、人間関係を豊かにして欲しいと願っています。
人の健康は、まず歩くことから始まります。幼児の健康な身体作りの基本は、先ず一生懸命に全速力で走ることです。バランスを取りながら走ることで、重心が正しい位置にきます。血流が一気に動き出します。脳細胞が活性化されます。子どもの身体は、うまく出来ているのです。一生懸命に走って、遊んだら、お腹が空きます。お腹が空いたら食べるのです。物が溢れている時代です。過食の時代です。ご家庭と共に、幼児期の正しい生活のリズムをつくることも、幼稚園の仕事です。
走ることが得意な子、絵をかくのが好きな子、本を読むのが好きな子、歌うこと、踊ることetc.
幼児期の興味の芽は、まだどこに隠れているかわかりません。たくさん経験して、自分の好きなことを見つける。苦手なことを感じる。友達に負けたくない、と思う気持ちも大切です。それは、子ども達の本能です。負ける経験と、再度立ち上がる強い精神力の基礎は、幼児期に養われるのです。これは、とても大切なこと。この経験をした子ども達は、何事にも一生懸命に、集中して取り組むようになります。学ぶこと、努力すること、続けること。だからこそ私達は、実体験を大切に考えています。
自然豊かな園庭で、季節を感じながら遊びを広げている子ども達。砂場は、かき氷屋さん、団子屋さん、アイスクリーム屋さんに変身。時には落とし穴を作って、先生たちがスッテーン！？秋には、どんぐりをいっぱいポケットに入れて、ケーキ屋さんのデコレーションに。小枝を立てれば、おいしそうなバースデーケーキの出来上がり♪子供の遊びは、無限に広がります。
当園の教育活動の中で、大切にしたいこと。それは、「心」です。私達は、全ての活動に心をもって取り組んでいます。でも、心ってどこでしょう？人間の身体に、心の場所はありません。でも人間は、確かに心で感じています。喜・怒・哀・楽、と言われる感情は、どれも心のバランスに欠かすことのできないものと考えます。幼児期に、この感情をたくさん経験することは、とても大切なことなのです。同じ時期に、縁合って狭山けやき幼稚園で出会った子ども達です。共に成長し、育ち合う姿を、みんなでサポートしていきたい
と思うのです。
